聞く力、話す力をあげる!『会話がとぎれない! 話し方』

感想・あらすじ・解説

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『誰とでも 15分以上 会話がとぎれない!話し方 66のルール 』は、2009年に出版されシリーズ累計120万部以上も売れている本です。著者は、コミュニケーションのスペシャリスト野口敏さんです。野口さんは、㈱グッドコミュニケーションの代表であり、TALK&トークといったコミュニケーションセミナーの主宰で、多くの方にコミュニケーション能力の講座や研修、講演会をし活躍されています。

『誰とでも 15分以上 会話がとぎれない!話し方 66のルール 』は、今も売れている本ですが66と聞くと、少し多くて、そんなに覚えられないと思う方が多いのではないでしょうか。そこで今回紹介したいのが『マンガでわかる! 誰とでも15分以上会話がとぎれない! 話し方』です。表題の通り、まんがでそのシーンをイメージしやすくなっているのですが、66のルールのうち最も成果に結びつきやすいノウハウを厳選し紹介してくれています。

では、早速の本書の解説に入っていきましょう。

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目次

目次を見ていただくと、7つの章に分かれており、「聞く力」「話す力」「質問する力」「関係づくりのコツ」について説明されています。66のルールの厳選とはいえ、やはり内容は盛りだくさんで、追加でこんなこともしてみてください。といった形で解説されていますので、まずは自分が困っているところ、使えそうだと思えたところから取り入れていくのがいいと思います。

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1章

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まずは「聞く力」に関する章です。これは、本書全般に言えることですが、著者は相手の気持ちを考えることを中心に説明をしています。相手の気持ちを聞き、相手が不安にならないように「聞いているサイン」をだす。相手の本当に言いたいことをとらえ、そして共感すること。つまり、単純に相手の話している言葉を追うのではなく、相手が何を伝えようとしているのかに意識を置くことが重要だと言っています。私たちは、ついつい相手の話を聞いて、「で、どうだった?」と質問をしてしまいがちですがその前に、まず相手がそれを伝えたかった思いを想像し、「あっ!それっていつも行きたいって言ってたおみせだよね?」といった返答で相手の思いに寄り添う言葉を投げかけることが必要だと言います。

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2章

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「話す力」についても人の気持ちに焦点を当てています。事実だけを話すのではなく、自分の気持ちを添えて話すことを勧めています。「話す力」についても人の気持ちに焦点を当てています。「出来事」+『その時の気持ち」で話をし、自分を少しオープンにしていくことが話がはずむコツです。といっても自分の気持ちを伝えなければならないほどの大きな事件でないといけないのかというとそうでもなく、ちょっとした気恥ずかしさや愚かさを感じた場面を話せば話せば十分でむしろその方が、相手は共感しやすく、好意を持ってくれます。つまり、自分を知って貰うことだということです。

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3章

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「質問する力」は1章で相手の気持ちを聞くことが重要であたっ通り相手の気持ちを引き出す質問をすることがカギとなります。ついつい私たちは、いつ、どこで、誰と、何を、どうして、どのようにといった5W1Hの「情報質問」をしがちです。そこに、相手の気持ちを想像し、それを添えて質問したり、自分の気持ちを添えて質問したりすることで会話が大きく変わります。そう、お気づきの様に全章の「聞く力」と「話す力」を合わせて「質問する力」となるわけです。

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4章

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ここからは、応用編、テクニックといった内容となります。会話がとぎれそうなとき、万能な話題はやはり、「お天気」と「カレンダー」です。これは、でれでも共通するネタであり相手も合わせやすいというとこです。ただ、この時も単に「天気」だけ「カレンダー」だけの話ではなく、自分の気持ちを添えることがカギです。「聞くこと」「話すこと」「質問すること」ができれば後は、相手との「間」です。会話をとぎれさせないために、相手に話をしてもらい、自分が話をし続けるのではなく間をおいて相手が考える時間を与えてあげることも重要です。相手の考えがまとまらないままだと、結局相手は黙るしかなくなってしまうからです。でも「間」といっても難しいですよね。自分が話すとき、最後のオチまで話さず相手が会話にノッてきているかを見ながら話すといった方が分かり易いかもしれません。そして、最後に忘れてはいけないのが相手の気持ちに寄り添うことです。ねぎらいの言葉は、とても相手に響くものです。はなしがとぎれそうなときは相手の立場から想像できるいたわりの言葉を添えてみるのもよさそうです。

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5章

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これまでの章は、1人の相手を意識した内容となっていましたが、今度は複数との会話での話となります。と言っても、結局話をしているのはその瞬間、その瞬間は1人の人がしているわけですから何も変わりません。むしろ自分以外の人が話をしてくれるので自身の会話量は減るという考え方もあります。ただ、いきなり輪の中に飛び込むのは・・・とためらう人も多いと思います。今話している内容が全く知らないことで、ついていけなかったらどうしよう。なんて思う人も多いと思います。でも、その場にいて、相づちを打ったり、うなずいているだけであなたはその場の雰囲気つくりに一役買っていると思って飛び込んでみてください。なにか質問されて答えられなかったら・・・場をしらけさせたらどうしようなんて思う必要はありません。そんな時は正直に答え、そしてやっぱりここでも自分の気持ちを付け加えることを忘れないでください。そうすることで、話は次につながっていきます。

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6章

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この章は、会話をする相手への気遣いについてのお話です。これまでの章でも「相手の気持ち」というキーワードは出てきましたが、ここでは自分の気持ちは相手に伝わってしまうという話です。こちらが、こわごわと不安な気持ちで話しかけると相手も不安を感じ、むしろ話してくれないということです。「嫌われないために」といったことから話かけてもうまくいかないということです。ではどうするのか、「嫌われないために」をやめるしかありません。あくまでも会話での話です。「嫌われないために」好きでもないのに相手の趣味に興味を持っているふりをしてみたり、褒めてみたりしても、すぐにばれてしまいますし自分が疲れてしまいます。疲れたまま話をしてもその疲れが相手には伝わってしまうということです。なので、「それって知らないけど、楽しそうだね。」とか「自分はやったことないけどどんなところが好きなの?」といった感じで、相手が何をいったら喜ぶかを考えて返答してあげてください。相手の話に合わせることが本当に相手が喜ぶことではないということですね。相手への気遣いについてはもう一つ、相手に話しやすくするということも考えなければなりません。それは、たくさん話をふるということではなく、会話のハードルを下げてあげるということです。会話が苦手な相手には、Yes、Noで答えられるような質問を投げかけ、それをきっかけに会話に巻き込んでいくことをしてみてください。

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7章

最後の章は、その時のシーンに合わせた会話のコツです。ただ、ここでも一貫しているのは、相手の気持ちに注意し、相手の気遣って会話をしてほしいといった内容です。

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まとめ

いかがだったでしょうか。最後まで記事を読んでいただきありがとうございました。私は、話をするのは好きですが、この本を読んでみてこんなこと意識して話してこなかったなと思いました。また、あえて新しい場所や新しい輪の中に入って会話をしてこようとしていなかった自分にも気がつきました。自分で自分の世界を狭めていたのかもしれませんね。この本にはたくさんのルールや方法がかかれていますが、一貫しているのは相手の気持ちを考え、相手を気遣うことが会話をとぎれさせないコツだということです。会話がつながるということは人と人とがつながること。それって人を気遣うことだと感じました。とても読みやすい本です。皆さんも手に取ってみてください。

 

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