ケーキの切れない非行少年たち

ケーキの切れない非行少年たち_表紙 感想・あらすじ・解説

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内容

児童精神科医である著者が、多くの非行少年たちと出会う中で気づいたそもそもの認知機能の問題を事例を踏まえて説明してくれています。犯罪を犯した少年たちが更生するには、まず反省が必要である。しかし反省するためには、自身の犯した罪について認識あるよう必要はあるが、多くの少年たちはこの罪を認識する力が弱い。それはケーキを等分に分けることができないのと同じであり、まずこの認知機能を向上させるトレーニングが必要であると著者は言います。また、これは少年院にいる子供たちだけの問題ではなく、普通の学校に通う子供たちの中にも存在すると警笛を鳴らしています。

感想

題名を見たとき知能が低く、学校教育についていくことができなくなった子供たちの話かと思い手に取ったのですが、違いました。そもそもの罪に対する認識、他と自分といったことの認知機能の問題が少年たちを非行に走らせたりその更生に重要であるとのお話でした。なるほどといった感じで読ませていただきました。

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