
あらすじ
教育実習のため母校に戻った広瀬は、少し変わった雰囲気をもった高里という生徒が気に掛かる。自分と近いようななにか・・・自身の居場所はどこにもないと思っていた・・・高里もそんな生徒であった。高里をいじめると事故が起きると周りから怖れられていたが、高里自身どうすることもできずどんどん居場所がなくなっていく。
感想(ネタバレ注意です。)
自身の居場所がないと感じつつどうすることもできない高里。自分の意思とは別に巻き起こる事件の数々・・・なのに周りから自身が原因であるといわれ自分の居場所がどんどんなくなっていく状況は読んでいてつらくなりました。ただ、この物語は単に高里だけのお話ではなく、広瀬自身の話であることが最後になって気がつきました。広瀬は、高里の理解者ありなら高里が自分の理解者であり続けることを願っていたのですね。二人の今後が気になります。
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