ツナグ

ツナグ_表紙 感想・あらすじ・解説

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あらすじ

一生に一度だけ死者との再会をかなえることができる使者(ツナグ)である男子高校生の渋谷歩美の物語です。4つの出来事のからなる連作長編小説です。

アイドルの心得

突然死したアイドルが心の支えだったOLのお話

長男の心得

年老いた母に癌告知出来なかった頑固な息子のお話

親友の心得

親友に抱いた嫉妬心に苛まれる女子高生のお話

待ち人の心得

失踪した婚約者を待ち続ける会社員のお話

 

死ぬ前に聞いておきたかったこと、確認しておきたかったことを死者に直接会って聞くことで何が起こるのか・・・会って良かったのか、それとも会わなかったほうが良かったのか・・・・死者はなからず残された者のために語りかけてくれます。

登場人物

主人公とその関係者

渋谷歩美・・・・・創永高校2年生。使者見習い。

渋谷アイ子・・・・歩美の祖母。75歳。現役の使者。

秋山定之・・・・・秋山家の当主。79歳。歩美の大伯父(アイ子の兄)。

渋谷亮・・・・・・歩美の父。故人。

渋谷香澄・・・・・歩美の母。故人。

歩美の祖父・・・・アイ子の夫で亮の父。故人。

叔父夫婦・・・・・両親を亡くした歩美を引き取ってくれた。

渋谷朱音・・・・・歩美が同居している従妹。12歳。

アイドルの心得

平瀬愛美・・・・・水木サヲリのファン。27歳。

水城サヲリ・・・・急性心不全で亡くなった芸能人。享年38歳。

愛美の父・・・・・国立大学の教授。

愛美の母・・・・・見栄っ張り。

愛美の兄・・・・・愛美の3歳年上。学者。

柚木・・・・・・・愛美の同期の女子社員。

長男の心得

畠田靖彦・・・・・地方の工務店の社長。50代。

畠田ツル・・・・・靖彦の母。

畠田太一・・・・・靖彦の息子。

畠田祥子・・・・・靖彦の妻。

靖彦の父・・・・・靖彦が高校3年生の時に心臓病で亡くなった。

畠田久仁彦・・・・靖彦の4歳下の弟。

畠田裕紀・・・・・久仁彦の息子。

畠田美奈・・・・・久仁彦の娘。

親友の心得

嵐美砂・・・・・・歩美と同じ創永高校2年生。

御園奈津・・・・・歩美と同じ創永高校2年生。美砂の親友。

奈津の母・・・・・蕎麦屋を経営。

浅倉・・・・・・・美砂と奈津の演劇部3年生の先輩。

待ち人の心得

土谷功一・・・・・都内の映像関連機器会社のサラリーマン。30代。

日向キラリ・・・・功一の婚約者。

大橋・・・・・・・功一と同じ会社の同期。

大橋久美子・・・・大橋の妻。

感想

死生観を扱った本はたくさんあるけれど、どれとも違う表現でした。自分なら、今誰に会いたいだろう。もし、死んだら誰に会いに来て欲しいだろう。いやそもそも、死んだ人に会いに行かなければならなくならない様に今すべき事があるのでは・・・・・もちろん、もし死者に会えるとすると、後悔しない為にも会わなければならない事があるのかもしれませんが悔いなく生きる事が必要な気がしました。

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