シーソーモンスター

シーソーモンスター_表紙 感想・あらすじ・解説

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あらすじ

シーソーモンスター

時は昭和バブル期、製薬会社の営業マンとして働いている直人の悩みは妻の宮子と同居している母親のセツとの折り合いが悪いということでした。そんな、直人が先輩から引き継いだ得意先の病院の医院長が保険料詐欺をしていることを知ってしまうことから話は展開していきます。

登場人物

北山 直人・・・製薬会社の営業職についている。

北山 宮子・・・直人の妻。結婚前は特殊部隊の一員。

北山 セツ・・・直人の母親。元特殊部隊の一員。

スピンモンスター

時は近未来2050年、あらゆるものがデジタル化されいることのよって容易に複写や改変が行われるため、重要な情報ほどデジタルからアナログでのやり取りへと、世の中の流れは変わっていた。アナログ的に配達人をしている水戸直人は隣に座っていた眼鏡の男に「あとでこれをで読んでください」と言われ、封筒を渡されるところから話は展開して行きます。

登場人物

水戸 直正・・・配達人。

檜山景虎・・・捜査員。

中尊寺敦・・・首謀者ではと疑われる人物。

せつみやこ・・・絵本作家。

 

「シーソーモンスター」と「スピンモンスター」は時代がまったく違いますが、根幹に流れる対立する2つの種族(姑と嫁、ライバル)の切っても切れない関係をテーマにしています。また、「シーソーモンスター」に登場した人物が「スピンモンスター」にも登場したりします。とても長い物語ですが、2つの物語を合わせて読んでください。

感想

「シーソーモンスター」「スピンモンスター」ともにとても楽しませてもらいました。姑と嫁、ライバルは切っても切れない関係だが、出会うといいことは起こらない。でも、いないといないでとても寂しく思えるものだとつくづく思いました。「スピンモンスター」な中で中尊寺敦は言った「対立する者同士でも、相手のことを知ろうとすることはできる。いや、相手のことを知ろうとすることは大事なことだ。対立していると、相手のことは歪んでしか見えなくなるらしいからな。」はとても印象的な言葉でした。

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