祝祭と予感

祝祭と予感_表紙 感想・あらすじ・解説

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あらすじ(ネタバレ注意)

『蜜蜂と遠雷』スピンオフ短編小説集です。「祝祭と掃苔」、「獅子と芍薬」、「袈裟と鞦韆」、「竪琴と葦笛」、「鈴蘭と階段」、「伝説と予感」の6編、最初の「祝祭」と最期「予感」をとって『祝祭と予感』となっています。

「祝祭と掃苔」

入賞者ツアーといった「祝祭」のなか、亜夜とマサルの亡き恩師綿貫先生の墓参りでのお話

「獅子と芍薬」

「獅子」=ナサニエルと「芍薬」=三枝子の若き日の出会いのお話

「袈裟と鞦韆」

作曲家・菱沼忠明が課題曲「春と修羅」を作るきっかけになった忘れ得ぬ教え子の葬式でのお話

「竪琴と葦笛」

マサルがナサニエル影響を受け意外な一面をのぞかせるお話

「鈴蘭と階段」

コンクルールでは亜夜をサポートし亜夜の存在でヴィオラをやると決めた奏のお話

「伝説と予感」

ホフマンが幼い塵と初めて出会ったお話

感想

本編となる「蜜蜂と遠雷」をさらに濃厚なものにしてくれる短編5編でした。マサルにはナサニエル・シルヴァーバーグが、風間塵にはユウジ・フォン=ホフマンがといった様に登場したすべての人は様々な人に支えられて今があるのだと思わせてくれます。また、課題曲「春と修羅」がどうやって出来上がったのかがわかる「袈裟と鞦韆」は私の好きな物語の1つです。

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