
あらすじ
主人公柏木聖輔が、母を亡くしたった一人になった二十歳の秋からの1年間の成長物語。人柄が様々な人の助けを呼び込み、様々な人の縁と優しさに助けられて導かれて人生を歩む姿は好感がもて、応援したくなります。そんな主人公が絶対譲れないものって何のか。ひとって信じていいんじゃないかと思える本。
登場人物
- 柏木聖輔:二十歳。鳥取から上京。法政大学の学生。
- 井崎青葉:首都大学東京の学生。柏木聖輔の高校時代の同級生。高瀬涼の元彼女
- 高瀬涼:慶応大学の学生。井崎青葉の元彼
- 田野倉督次:惣菜屋の”おかず田野倉”の店主
- 田野倉詩子:督次の妻
- 稲見映樹:惣菜屋の”おかず田野倉”の従業員。少しチャラい感じだが、とても正義感が強い
- 芦沢一美:惣菜屋の”おかず田野倉”で働くパートの女性
- 篠宮剣:学生時代のバンド仲間
- 川岸清澄:学生時代のバンド仲間
- 出島滝子:おなじ商店街の「おしゃれ専科出島」の人
- 小堀裕作:おなじ商店街の「リカーショップコボリ」の人
感想
人が生きて行くうえでどうしても譲れないもの、大切にしたいものってある。ってことがす~っとはいてくるお話でした。私も大学入学をきっかけに親元を離れ一人暮らしを始めました。自分では何でも一人でできると思っていたけど、いざ一人暮らしを始めてみるとこんなにもうまくいかないものかと思うほど何もできない。お金だって自分で稼げると思っていたけどそんな簡単じゃなかったのを思い出します。聖輔を見ているととても誠実でまっすぐな生き方に共感を覚え、応援しながら読みました。
About this book
東京・江東区の砂町銀座商店街
砂町銀座商店街は東京都江東区北砂にある商店街
電車の最寄り駅は、錦糸町駅、亀戸駅、東陽町駅、西大島駅
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